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ハンコックタイヤ、持続可能な天然ゴムプロジェクト「PROJECT TREE」に参加

2021. 12. 13

・ハンコックタイヤはタイヤ主原料である天然ゴム産業の持続可能性のためのプロジェクトに参加し、自然保護やCSR目標に貢献します。

ハンコックタイヤは、ブロックチェーンベースの履歴追跡システムを活用した持続可能な天然ゴムプロジェクト「プロジェクトツリー(PROJECT TREE)」に参加します。

プロジェクトツリーは、伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠)が主導し、天然ゴム産業にブロックチェーンを適用し、天然ゴムの原物供給から製造および販売履歴追跡を可能にする初のプロジェクトです。このプロジェクトは、伊藤忠が開発したブロックチェーンベースの履歴追跡システムを活用し、バリューチェーン全般にわたる持続可能性の向上が期待されています。

タイヤの主原料は天然ゴムで、世界で生産される天然ゴムの約70%がタイヤに使用されています。天然ゴム生産量の約85%がタイやインドネシアなど東南アジア小規模農場から供給され、生産および調達過程で発生する森林伐採・貧困などの問題は、今日タイヤ産業の解決しなくてはならない課題となっています。

プロジェクトツリーでは、インドネシア最大の天然ゴム加工業者の一つであるアネカブミプラタマ(Aneka Bumi Pratama)と、取引日や場所など情報を記録するシステムと連動したスマートフォンアプリを活用し、森林保護地域ではない土地で採取した天然ゴムのみをプロジェクトツリー支援メーカーに供給することで、野生生物の生息地保存と泥炭地(湿地)農業を規制することができます。

ハンコックタイヤはプロジェクトツリーを通じて製造したタイヤを「クイックフィット(Kwik Fit)」、「スタイプルタンス(Stapletons)」など大規模自動車整備サービスブランドを運営しているイギリス市場最大のタイヤ流通業者ユーロピオンタイヤエンタープライズ(ETEL)とパートナーシップを結んで販売する予定です。イギリスでプロジェクトツリータイヤとして販売された収入の一部は、取引を記録し、追跡可能性を確保するために協力する小規模農場、コレクター、地元のトレーダーのための農機具、肥料、教育などのインセンティブ支給など持続可能性をサポートする活動に使用されます。

このようなプロジェクトツリー活動は、ハンコックタイヤが毎年掲げるESG(環境・社会・支配構造)の目標にも役立つと期待されます。当社は2018年、天然ゴムサプライチェーンの社会的責任を具体的な政策として制定し、天然ゴムの持続可能性のために設立されたグローバルプラットフォーム(GPSNR)に加入しました。最近、新しいGSPNRガイドラインに従って天然ゴム政策を改正し、サプライチェーン価値の強化に一層力を入れています。

また、当社は持続可能性評価と投資関連のグローバル指数である「ダウジョーンズ持続可能経営指数ワールド(DJSI World; Dow Jones Sustainability Indices World)」の自動車部品産業(Auto Components)群で最高スコアを獲得し6年連続編入されました。

HankookTireRDCenterHANKOOKTECHNODOME